エウロパを見上げて
10月31日はハロウィンなわけですが、あんまり縁のない行事です。
それよりもこちらで書いた通り、この日はローマ教皇からガリレオ・ガリレイの破門が解かれた日。
なので、少しそれにちなんだ話を。
ガリレオが地動説を主張する根拠の一つとして、木星を回る衛星の発見がありました。
イオ、ガニメデ、エウロパ、カリスト。ガリレオ衛星の名で知られる有名なやつですね。
このうち、エウロパには少し変わった特徴があり、近年注目を集めています。
それは、エウロパ内には液体の水が存在する可能性が高い、ということ。
本来、太陽から木星くらいの距離になると、水はすべて氷となってしまいます。
もちろんエウロパの表面も分厚い氷で覆われています。
逆に水星なんかだと太陽に近すぎて水分は蒸発。やはり液体の水は存在できません。
ちなみに、液体の水が存在できる、、、つまり星に生命が生まれる可能性を有する
恒星から惑星までの距離幅をハビタブルゾーンといいます。
太陽のハビタブルゾーン内にあることが、地球の生命誕生の大きな要因であるわけです。
さて、話を戻します。
なぜエウロパには液体の水が存在すると考えられているのでしょうか?
太陽系のハビタブルゾーンの外側限界ラインはちょうど火星の位置あたり。
木星の衛星であるエウロパには、液体の水は存在できないはずです。
この謎を解くカギは巨大な重力を持つ木星と、エウロパの周回軌道にあります。
木星の重力によりエウロパには圧力がかかります。
しかし、その周回軌道は極端な楕円を描くため、木星との距離も常に変化します。
よって大きな圧力がかかる時(周回軌道が近い)と、あまり圧力がかからない時(遠い)がある。
つまり圧力が一定ではないのです。
これによりエウロパ全体が伸び縮みを繰り返し、中核の岩盤に熱が発生。
その熱で氷が解け、内部に液体の水が存在している、というわけです。
先に述べたように、液体の水が存在するということは、そこには原始生命が存在する可能性があります。
2009年時点、いまだ発見されていない地球外生命。それが、ひょっとするとエウロパに・・・と考えられます。
ガリレオの発見は、地動説の証明という役割から、時を経て地球外生命の存在を期待させるまでになりました。
これはガリレオ本人も予想できなかったことではないでしょうか。
木星の衛星発見からちょうど400年。
そして名誉回復の10月31日。
今も、昔も、変わらず地球は回っています。


腐ってやがる・・・はやすぎたんだ・・・(;'Д`)ハアハア
天才えりちゃん























