いろはにほへと
小学校の時、よくやった遊びといえば「けいどろ」が浮かびます。
「けい」さつ側、「どろ」ぼう側に分かれるゲームなわけですが、その分け方に特徴がありました。
地域によっても違いはあるようですが、いろは歌を使うことが多いと思います。
「いろはにほへとちりぬすっと」
「るをわかよたんてい」
上記のようにメンバーを2分していき、警察役と泥棒役を決めてゲームがスタートします。
僕の地元では全員が靴の片方を前に出して並べ、決まった人から靴を戻していくやり方でした。
今思えば「けいどろ」なのに、なんでこの時だけは「たんてい」なのか疑問が残ります。
それに、いつどのタイミングで全員がゲームのルールを理解したのかも不明です。
誰が教えたわけでもなく、いつの間にか知っていた、、、という感じがして不思議です。
さて
今回はゲームのルールというより、分け方であるいろは歌についてのお話です。
ご存じのとおり、ひらがなの文字をすべて1回ずつ使って表現された文章です。
いろはにほへと ちりぬるを
わかよたれそ つねならむ
うゐのおくやま けふこえて
あさきゆめみし ゑひもせす
こちらが代表的ないろは歌ですね。
現代読みで漢字を交えて書くと下記の通り。
色は匂えど 散りぬるを
我が世誰ぞ 常ならん
有為の奥山 今日超えて
浅き夢見じ 酔いもせず
きれいな花がいつかは散ってしまうように、世の中に永遠なものなどない
そんな日々送る人生の中で、酔ってもいないのに儚い夢など見たくないものだ
意味としての訳は様々ありますが、まあおおむねこんな感じでしょうか。
で、このいろは歌には、実は暗号が隠されているという説があります。
7-5調のこの歌を、7文字区切りで書きなおすと以下のようになり、
いろはにほへと
ちりぬるをわか
よたれそつねな
らむうゐのおく
やまけふこえて
あさきゆめみし
ゑひもせす
されに行の最後の文字を抜き出します。
「とかなくてしす」 → 「咎無くて死す」 → 「罪が無いのに死んでしまう」
お分かりでしょうか?
無実の罪で殺される人間の「辞世の句」としての様相が浮かぶわけです。
無念さの余り、死んでもこの歌を残すことによって相手を恨み続ける・・・
そんな怨念がこもった恨み歌、それがいろは歌の原型である可能性もあるということです。
もしその通りの意味の歌であるのであれば、何も知らずに子供たちが遊びで口ずさむのは不気味ってもんです。
















