なぜ「0」だけ「ゼロ」と英語読みするのか
以前から少し疑問に思っていたことを。
数字についてなのですが、分かりやすく説明するためにカウントダウンをしてみましょう。
ロケットの打ち上げを待つようなイメージで。
5 ・・・ 4 ・・・ 3 ・・・ 2 ・・・ 1 ・・・ 0
さて、上記のカウントダウンを読み上げると、大抵の人は「ご、よん、さん、に、いち、ぜろ」となるかと。
ここで問題が。
なぜ、「0」だけ英語読み(ゼロ)なのでしょうか?
日本語には「零(れい)」という読み方が存在します。なのに・・・なぜ?
いろいろ説があるみたいなので、いくつか挙げてみます。
■ 日本語で「れい」と読むものが多い
「れい」と読む漢字を考えてみましょう。例、霊、礼、令、麗、、などなど結構ありますね。
こういった他の意味の「れい」と数字の「れい」を混同しないように、ゼロが使われるようになったとの考えです。
さっきのカウントダウンについても、「ご、よん、さん、に、いち、れい」とやってみると、
一斉に敬礼したりお辞儀したりするのと勘違いされる恐れがあるとのこと(レイ=礼)。
また、「霊」と解釈すると縁起が悪いという意味で、使用を嫌われていた感もありそうです。
■ 「0」の概念が比較的新しいものだから
「0」という数字の概念を考えたのはインド人だ!なんて話を聞いたことある人も多いでしょう。
この概念は学問としての数学の発展に非常に大きな影響を持ったといわれています。
ま、インド発祥かどうかはここではスルーしまして、「0」を数字とする考えは他の数字と比べると
比較的新しい概念と言えるのです。・・・と言っても1500年くらい前ですけど(笑
それゆえか、漢数字には元々「0」を表わす漢字がありませんでした。
「零」は、本来は「わずか」という意味ですし、漢数字の「〇」は唐代くらいから使用されるようになったとのこと。
なので、例えば「50」という数字を漢字で表すと「五十」と書きます。
このように「元々なかった」数字であり読み方なので、古来の読み方も英語読みもごちゃまぜになって、
結局発音しやすい「ゼロ」のほうが浸透するようになったのでは、、、と。
■ 欧米へのあこがれ
太平洋戦争時の日本の戦闘機と言えば、三菱重工開発の零式艦上戦闘機(れいしきかんじょうせんとうき)。
いわゆる、「零戦(ゼロセン)」です。
非常に性能も高かったらしく、アメリカ兵からは「ゼロファイター」と呼ばれ恐れられたらしいですね。
てか、もうこの時点で「ゼロセン」と英語が使われているのが分かります。
「レイセン」という呼び名もあったそうですが、現在にまで浸透しているのは前者のほうですね。
また冷戦時代の宇宙開発競争、ロケットの打ち上げシーンでのカウントダウンの様子は
日本でもたびたび放映されていました。
最後の「ゼロ」という響きのよさと、まだ見ぬ技術への羨望から、こちらのほうが定着してしまった、と。
しかし、これだと「ゼロ」がよく使われるようになったのは少なくとも戦後からとなってしまいます。
大正や昭和初期の新聞などに、すでに「ゼロ」という表現が結構使われているそうなので、
あんまり現実的な回答とは言えないかもしれませんね。
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さて、いろいろ考えてみましたが、はっきりした答えは自分の中でも出ていません。
おそらく上記に挙げたものも含め、さまざまな要因が入り混じっているのだとは思いますが。
そもそも、「ゼロだけ英語だ」と言いながらも、外来語がそのまま日本語となっているケースもあれば、
それこそ日本語の成り立ちから中国の影響が大きいわけです。
言語は生き物のように変化するだけに、何年後かにはこの疑問自体が存在していないかもしれませんね。



















相変わらず巧い








