« 不満を乗り越えましょう | されどトップページ | 回転打ち上げ »

四川大地震の救助打ち切りにみる人命軽視


なんか最近意図せずして地震ネタが多いのですが、今回もそれ。

四川大地震:救出打ち切られ、親が手で…都江堰の中学校

上記ニュース記事なのですが、気になったところを抜粋します。

15日、生徒約900人が生き埋めになったとされる都江堰市の聚源(じゅげん)中学校では、朝になっても救出作業は始まらなかった。「子供を置き去りにできない」。地震発生から「72時間」が経過した午後も、生徒の親たちは手作業で懸命にコンクリート片を取り除いた。

こういった災害での行方不明者・生き埋め者は発生72時間を超えると生存率が極端に下がります。
よって早めの救出作業が望まれるのですが、この中学校ではなかなか作業が始まらないようです。

問題は下の文章。時系列は上の文章より少し前です。

午前9時過ぎ。成都市の疫病コントロールセンターの白いワゴン車が到着。遺体が多数埋まっている場合、感染症が発生するおそれがあり、白衣を着た職員が校舎のがれきに向かってホースで消毒液の散布を始めた。

なんですかこの仕打ちは

いやいや、72時間経過すると生存率が落ちるとはいいましたが、ゼロなわけではありません。
しかもこの消毒液散布の時点では68時間ほどしかたっていません。

がれきの下に埋まっているわが子を思う親の目の前で、消毒液の散布。

正気か?


オリンピックとかやっている場合じゃないだろ。
暴動発生レベルの事件だと思うのですがどうなんでしょうか。

ともかく、少しでもいいニュースを聞きたいものです。


« 不満を乗り越えましょう | されどトップページ | 回転打ち上げ »

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://blog.mynet.co.jp/mt/mt-tb.cgi/2529

コメント (2)

ちぃ:

この記事だけで人命軽視といえるかどうか。
日本と気候も異なるし、そもそも、感染症にたいする認知、それに対する対策網が圧倒的な差がある。もし感染症が発生してもすぐに止められるような医療システムが整っていれば、人命を優先させるべきではあると思うが、四川ではその点どうなのか、本当に68時間で手を打つ必要性があったのか、検証する必要性はある。ところで、「何の説明もなしに」というのはあの国のお得意な技。今は、人命救助が優先だし、それに対する議論は重要だと思うが、兵庫県南部地震では、死者の92%は地震発生後14分で亡くなっていること、死者の83%は建物被害による死(うち家具転倒などは10%)、火災で亡くなった人は11%(建物被害で動けなかった人がほとんど)。つまり、この地震について、建物についての議論がなされない、あるいは優先されないのならば、それこそもっとも重大な人命軽視だろう。

tsuji:

>ちぃさま
コメントありがとうございます。
僕は今回の問題点は「生き死にの判断基準ロジック」が不明瞭、というか怪しいことがまず考えられると思っています。それが説明なしにもつながっているかと。

ちぃさまのおっしゃる通り、ひとつの物事をひとつの側面から書いたような記事ではありますので、多方面からの考察が必要なことは間違いないと思います。ご指摘ありがとうございます。

それでも言うべきことは言うべき、との考えもあり、このエントリーと相成りました。

コメントを投稿

About

2008年5月17日 01:30に投稿されたエントリのページです。

ひとつ前の投稿は「不満を乗り越えましょう」です。

次の投稿は「回転打ち上げ」です。

他にも多くのエントリがあります。メインページアーカイブページも見てください。

プロフィール

[Can the frog learn the ocean?]

mail:tsuji[at]mynet.co.jp

プロフィール詳細 / 記事一覧

サービス

株式会社マイネット・ジャパン



築地すし生活24時
守山・栗東(滋賀)の個別塾
松江の個別指導塾


あわせて読みたい







Powered by
Movable Type