12月アタマにサービス公開して、今週月曜にITメディアで取り上げていただいた終電jpですが、1こ前のエントリーで書いたとおりITmediaの「ひとりつくるネット探訪番外編」に取り上げていただいたあと、その後におきた動きについて所感を諸々。技術面マーケティング面を織り交ぜてつつ、今回の件で学んだことをまとめてみます。
mixiニュースに取り上げていただいた。読者の検索行動
あらすじは昨日のされどブログにもありますが、mixiからの流入がやたらあるなと思ったらmixiモバイルのトップページ(マイページ)の一番下のほうにITmedia記事がmixiニュースへ転載された記事へのリンクが張られていました。これが相当な影響があったようで。終電jpのサーバが長いことダウンせざるを得ないほどのアクセスを集めることになりました。せっかくアクセスしていただいたのなんだか申し訳ない思いでいっぱい。

mixiトップページのしたのほうにいました!
mixi経由の流入だったわけですが、よく見てみるとこのmixiニュースの記事からは直接リンクはなし。そして直接流入以上に、検索経由での流入がかなりありました。ドコモはリファラが取得できないので実態が分かりませんが、特にezgoogleから「終電.jp」で検索した結果ページからの流入がものすごい勢い。おそらく、mixiニュースのこの記事をみた方が、直リンクがないのでわざわざ検索をしてくれて来てくれたんだと思われ。
mixiニュースから直接リンクがなかったのは、おそらくドコモ公式サイトであるがゆえのシバリなのかなと思います。とはいえ個人的にオドロキなのは、わざわざ検索行動をしてくれて終電jpへアクセスしてくれたひとの多さ!「記事を見た人」「検索行動をした人」「検索結果から終電jpへアクセスしてくれた人」の最後しか自分は数がわかりませんが、各ステップでそれなりに脱落率があるだろうことを考えると、相当数のユーザーがmixiニュースを見て、そこから検索行動を起こしてくれたんだと思います。モバイル検索を、携帯ユーザーが日常的な行動の1つとして受け入れつつある現状が垣間見れた気がします。
そのほかmixiからは、mixi-mobile-converterを名乗るクローラからのアクセスが多数ありました。mixiニュース記事からのリンクはなかったので、だれかの日記やコミュニティ書き込みのなかに直接リンクを張っていただいていたのでしょう。
Googleトレンド「今日の急上昇ワード」で「終電.jp」が一時期1位になっていた件。流入の大半はGoogleモバイルからだったことを考えると、Googleトレンドの評価対象に、PC検索だけでなく携帯検索もおそらくいっしょくたに考慮されているということですね。

「終電.jp」が検索されまくり。このキャプチャは夕方ごろ。この日交際宣言していたタレント城田優と安田美沙子の間に割って入る絶妙なポジション。
比較的どうでもいいこと(?)ですが、終電jpの正式名称は、間にドットの入らない「終電jp」(しゅうでんじぇーぴー)で、インタビュー記事中でもすべてこの表記になっていたはずです。なんですが、Googleトレンドで1位になっていたのは、間にドットが入った「終電.jp」(しゅうでんどっとじぇーぴー)でした。ここからの仮説として、単語の末尾に「jp」があると、世の中多くの人が「どっとじぇーぴー」と変換して認識してしまう、ということが言えるのかもしれません。今後また似たようなことをやる場合に、サイト名を決定するときにアタマの片隅に覚えておきたいですね。
ブログ界隈での評判と、mixiニュース関連日記
拙作「まとめてブログ検索」で、終電jpについて言及してくださっているブログをチェックしたり、はてブなどSBM系サイトでの評判をずっとウォッチしていました。でも今回のITmedia記事についての言及はそれほどなし。ところがmixi内で言及について調べてみると、これがなかなか大量。mixiニュースへの言及日記がおよそ60件、mixi日記を「終電」「shu-den」等で検索して見つけた観想もそれなりの数。言及が60件という数字は、mixiニュース内のたのニュースと比較するとそれほど多いものではないが、でもブログ検索やはてブなどでの言及数よりも多い数字。mixiニュースってかなり影響力の強いメディアってことなんでしょうね。
これについては以前からも、マイネットでnewsingを運営していることもありmixiニュースのメディア運営がとてもうまく舵取りされていると個人的に高評価していたんですが、今回はそれを直接実感されられる威力でした。
で、せっかくのこの機会。終電jpについて言及いただいているmixi内の日記、見つけたものはすべて、足あとが残るのもためらわずに見に行ってみた。自分が作って運営しているものが世間の皆様にどう感じてもらっているのか、やはりとても気になるものです。
その感想をざっくり感覚でまとめると、批判的な意見があまりなく、終電jpを好意的に感じていただいているものが多数。これは本当に嬉しい。「好意的」の中身を掘り下げると、
- アイデアがシンプルで秀逸だと感じてもらっているもの
- アイデア自体は安易で自分だって思いついたけれど、それを実際に作ってしまったことがすごいと言ってくれている人
- 自分も終電jpのようなアイデアを考えて実現させていきたいと思ってくれている人(そんなそんな、、、光栄です!)
- 自分はふだん終電とか乗らない、むしろ電車自体に乗らない、という反応も多数。これは首都圏以外の人に多い。
- とても鉄道好きな方が、表示時刻の厳密度とか乗り換え時間の余裕とかについて掘り下げてくれているのがちらほら
- どっぷりプログラマな平島、それとは対局な辻、という2人の組合せ・構図がおもろいと言及している人も複数
どの日記も、読んでてとてもナルホドと創発されるものばかり。言及していただいた皆さま、本当に本当にありがとうございます。
ちょっとぶっちゃけたことをいうと、12月に終電jpをリリースした直後に、CNET VentureViewや百式田口さんのideaxideaで紹介していただいて、自分たちの予想をはるかに超えるアクセスをいただいていていました。で、今回ITmediaからも取材していただいて記事掲載されるにあたって、おそらく読者層はこれまでに紹介していただいたメディアとだいぶカブっているのではないかと考えていて、新たな読者の目に触れてもらえる機会はそれほど多くないかな、なんて考えておりました。ところがところが、ITメディアの記事がmixiニュースに転載されたことが、この予想を大きく裏切られることになり。反響の数をみても今回はとても多かったですし、そのユーザー層もそれほどパソコンパソコンしていない世間一般のひとに近い層が多いように感じました。実際、ITmediaに記事が掲載された1/19よりも、それがmixiニュースで大きく取り上げられた1/20のほうがアクセス数が倍近く多かったです。mixiおそるべし。
メディアサイトに取り上げていただけると、そのメディア自身からの流入だけでなく、その記事が転載されている提携サイトからの流入も馬鹿にならない大きな影響がある、と思い知らされました。
検索流入関連
アドマン2.0で、今回の終電jpでの「風が吹けば桶屋が儲かる」的な一連の流れ(?)について、ネット広告・マーケティングに従事している人の視点からの言及があります。いやいや、こんなのとても狙ってできるものじゃないっすよ。。。いろんな要素が偶然にからみあった結果だと思います。
要因となった1つに、mixiモバイルのユーザー層と、終電jpを頻繁に利用してくれそうな大学生などユーザー層がかなり一致していて、しかも携帯で検索するという行為がいたって自然な日常行為になっている層、というのがあるかなと。
また、「終電」で検索すると終電jpが上位に表示される状態になっていた、というのも大きいとおもいます。12月アタマに終電jpをサービスインさせたタイミングで、モバイルSEO対策もいくつかやっていて、「終電 jp」やあるいは「終電」なんかでも、検索したときに終電jpが上位に表示される状態にすでになっていました。
今回、一時期アクセスがハンパないくらいあって「混みあってますゴメンなさい」ページを表示させたりしていて、流入の具合をけっこう頻繁にチェックしていました。驚いたのはGoogleモバイルの動きが異常なくらいやたら早いこと。混みあってます画面にしてすぐに、Googleモバイル検索結果のスニペット文章(サイトの概要紹介文)が、通常のトップページに掲載している「現在地からの終電時間をワンクリックで簡単検索」から「ただいま混みあっています」にほぼリアルタイムで変更されていて、busy画面から通常画面に戻したときもかなり早いタイミングでスニペットもまた戻りました。Googleモバイルの検索結果ページって、以前は1週間くらいまったく変化がなく動きがおそかったんですが、この動きの速さはびっくりです。ただしYahoo!モバイルのほうは相変わらず変化の動きが遅い模様。
「混みあっています」画面のコネタ
急にアクセスが集まりだして一度サーバがダウンして、その後も流入が途切れないので「混みあってます」画面をあわてて作って表示させるようにしていたんですが、この画面に凝らした工夫がいくつか。せっかくアクセスしてきてもらったのに、なにもおもてなしできないままガッカリ感だけ味あわせて帰してしまうのはとても忍びない。肩の張らないメッセージとともに、こんなコネタを仕込んでいました。mixi日記での感想を読み漁っていると、このコネタに好意的な印象を持っていただいた方もちらほらいました。
1つは開発ブログへのリンク。終電jp開発ブログを、livedor blogで用意していて、こちらは終電jp本体のサーバとは別物なので通常通りアクセスができる状態のまま。なのでこちらへリンクを張って、ここに「アクセス感謝エントリー」を作成して過去の開発秘話エントリーへのリンクを張っていました。、
ちなみにlivedoor blogを選んだのは、1つエントリーを書くとPCブログも携帯ブログも両方が更新されること。両方からアクセスされることを想定していて実際その通りなので、これはポイント高いです。
もう1つは、サーバが落ち着いたころにまたアクセスしてもらえれば、ということで、「urlをメールで送る」mailtoリンクをつくったこと。これの効果のほどはなんとも不明ですが、あとでまたアクセスしてもらえる導線を用意しておくのも大事かなと思います。
そんなこんなで、アクセス集中してあたふたしていた時のことを振り返ってみました。ひきつづき終電jpをどうぞよろしくおねがいいたします。