2008年5月18日

改めて意識する、多角的な視点と思考。

【料亭の客など残飯で十分 】

ちょっと古い話題になってしまいますが、船場吉兆の料理使いまわしに関する記事です。
1).(高級)料亭の常連客は(庶民の敵である)特権階級である
2).特権階級が料亭を利用する目的は密談や接待である
元記事の著者は、上記2点から「食事が主目的でもない特権階級に残飯が出されることに何の問題があるのか」という見方を示されています。

「特権階級は庶民の敵なのか」「庶民の敵へなら残飯を出して良いのか」といった論点はここでは横に置いておくとして、世間が一般的な常識に即して「食べ残しを他の客に出すなんて言語道断だ!」と騒いでいる中で、「別の視点から考えるとこうだよね」と提示する/提示できるというのは、素晴らしいことですよね。見習いたいものです。

ビジネスにおける問題解決でも、様々な角度・軸から思考を進めていくことが重要なのは周知の通りです。実際、例えば販売戦略や経営課題については、4Pや3Cなどといったフレームワークを用いるなどして、普段から思考されていることと思います。

と、書いておきながら、私自身はそのような複数軸での思考がまだまだ足りないと感じています。まさしく、「言うは易し、行うは難し」ですね。今回の船場吉兆の料理使いまわし問題に対して「何の問題があるのか」という見解がある(できる)ことを受けて、改めてそう思いました。考え方の幅が広がれば、仕事の精度はもちろん、このように世の中に対する視野が広がって、新たな発見も期待できそうですよね。

例えば電車の中吊り広告で、例えば飲み会の席での痴話話で。業務とは関係ない話題についても、意識して多角的に思考することを忘れないようにしたいと思います。

2008年4月20日

新社会人として貢献するためのプラスワンアクション

「IT業界に来た新社会人に本音を言っておく」
タイトルどおり、IT業界の新入社員に向けたアドバイスなどが記された記事です。

4月も下旬に差し掛かり、新入社員の方はそろそろ、会社の雰囲気に慣れ始めた頃ではないでしょうか。私は今年の4月から社会人2年目ですが、去年の5月、新人からの視点でこんな記事をFPNに投稿しておりました。

「新社会人として成果を出すための8つのポイント」

目標という意味合いも込めて投稿した記事ではあったのですが、社会人2年目を向かえた今も、常に意識している事項です。
さて、加えて今日はひとつだけ、新入社員のみなさんに是非トライして頂きたいアクションを挙げてみたいと思います。

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【チームのマネージャーになろう】
研修を終えて実務に入ると、新人はタスクを振られることになります。そこで自分のタスクの締め切りや進捗管理を行うようになるわけですが、それが出来るようになったら是非、1日レベルで良いので、「チーム全体のマネージング」にトライしてみてください。先輩たちも自分のスケジュールは管理できていても、隣に座ってるメンバーの「今日」の予定までは知らないものです。

◆今日は誰が、いつから、いつまで、どこで、何をする予定か?
◆(チームレベルで)今日・明日が期限のタスクは何か?
 ⇒あるならば担当の先輩にリマインドしてあげましょう。

ポイントは、Excelなどに情報をまとめて紙で出力して配ってしまうこと。
理由は細かく書きませんが、イントラネットやメールといった画面上での確認に比べ、紙面に整理された情報は明らかに見やすいです。

先に挙げた2項目の共有ついでに、雑務系(領収書提出の締め切りなど)のリマインドまで爽やかにこなしてしまうのもgoodです。さらに、前日までの自分のタスクの進捗状況なども加えれば、いわゆる「報・連・相」も兼ねることができますね。このように、工夫次第ではスケジュール/タスク管理に留まらない価値のある「1枚」を創り挙げることも可能です。

また、実務に入って間もないうちは、どうしても自分のことで目一杯になりがちですが、こういったアクションを少しずつ行うことで、視野を「自分」から「チーム(他人)」にまで広げることが出来るのも、大きなメリットといえるでしょう。

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いかがでしょうか。失敗しても叱責を受けるようなアクションではないはずですので、参考にしてもれたら嬉しいです。
新社会人の皆さん、頑張ってください!!

2008年3月 9日

「マナーの悪い人」を減らすために、自分が出来ることを今一度。

「小さな親切、大きなお世話」~電車の中で迷惑をかけている人を注意しても、喜ばれない


「電車の中でマナーの悪い人を注意しても、周りの人からは冷ややかな目で見られるだけ」
そんなお話の記事です。
記事の執筆者の方が「これからはマナーの悪い人を変えようとするのではなく、それを注意する自分が変わらないといけない」というような文章の書き方をなさっているところに、どこか哀愁の念を感じます。

電車に乗る人なら、誰でもマナーの悪い乗客と乗り合わせた経験はあるでしょう。そんな乗客に対して、注意をする人を見たことはあるでしょうか。

私は以前、こんな光景を目にしました。シルバーシートにドカッと座る若い男性。目の前におばあさんが立っています。若い男性の斜め前には、サラリーマン。「君、こちらのおばあさんにお座り頂きなさい。優先席じゃないか」とサラリーマンが言ったわけです。それを受けた若者、舌打ちの後、シカト。その後、誰がサラリーマンに加勢するでもなく、結局おばあさんは立ちっぱなし。若者の隣に座っていた中年のおばさんでさえ席を譲らず、見て見ぬふりをする始末。辺りには嫌な空気だけが漂っていました。

ちなみに私はちょっと離れたところで、ただその様子を見ているだけでした。お恥ずかしい。今考えれば、「おばあさんは気の毒だけど、サラリーマンに加勢することで面倒なことに巻き込まれるのはゴメンだ」「自分が動かなくても、周りにこれだけ人がいるんだから誰かしら注意するだろうし」というように、何かしら理由を付けて、正義感を誤魔化して、静観を決め込む自分を正当化していたのだと思います。

こうして振り返ったところで、「屁理屈こねず、正義感を掲げて、これからはマナーの悪い人を注意するか」と自問すると、出てきた答は「NO」でした。
いちいち細かなマナーを注意することで、言い争いになったりするようなリスクを背負うことは、自分に不利益だと考えます。手前勝手で本当にお恥ずかしい。

ただ、明日から改めて、自分自身のマナーを見直してみます。
◆座っているとき、足を開きすぎていないか?
◆満員電車での読書、周りに迷惑はかけていないか?
◆雨の日、自分の傘は誰かを濡らしていないか?(これは特に注意すべき!)
などなど。。

都合のいい話かもしれませんが、こうやって何かを契機に「自分を注意する」人が増えれば、それは結果的に「マナーの悪い人が減る」ことにつながると思うので。

人の振り見てなんとやら。毎日の気持ちの良い電車通勤のために!

2008年2月12日

必要なのは勇気じゃない。

『SEから女性シンガー転身、支援する秘密の集まりとは』

現代の退職事情から垣間見える人間模様が記されています。
『会社を辞めよ、シャバへ出よう』のサブタイトルから、筆者の考えも伺えますね。

私も社会人となってから10ヶ月が過ぎましたが、この間にも多くの先輩が会社を去り、中途入社の方々がドッと流れ込んだり、そして2ヵ月後にはまた、新卒のメンバーが入社する季節がやってきます。
自分が身を置く業界が、いかに人の出入りが激しい業界であるかを実感しているところです。

会社を去る先輩の中にひとり、今後企業には属さず、フリーランスとして働くことを決めたSさんがいらっしゃいました。
将来のことをいろいろと考えた結果での選択だったそうです。

Sさんの送別会で、独立の動機やら、今後の目標やらが話題となったとき、「Sは勇気があるなぁ」と別の先輩が何気なく言いました。
それに対する、Sさんの言葉が、今でも強く印象に残っています。

「一歩踏み出す勇気だけじゃ、決断なんてできなかったと思う。
たぶん、自分にとって決め手となったのは、覚悟。
その一歩を踏み出した結果、どう転ぼうが、振り向かず、前へ突き進むんだ!
っていう、覚悟。しんどかったけどね(苦笑。」

その先輩を見送って3ヶ月。
私は初めての年次評価を受けて、現在は新年度のゴールセッティングを行っているいる最中です。

●新卒入社2年目の人材に求められる用件はなにか?
●自分が望む仕事を任せてもらうようにするために求められる用件は何か?
という中項目を念頭に、

・求められる用件を今の自分は満たしているか?あるいは差分はなにか?
・なぜその差分は存在するのかその差分を埋めるためにはなにをどのように改善すべきか?
といった自己分析やアクションプランの検討を行っています。

こうやって一年一年を重ねていく中で、自分も職を変えることを考える日が来るのだろうな、なんて思っています。
「自分はどう生きたいのか?」という大項目を意識したとき、現職はあくまでもステップでしかないと感じていますので。
とても良いステップであるとは確信しているんですけどね。

いつか自分に"その日"が来たら、自分に言い聞かせてやるつもりです。
「今お前に必要なのは勇気じゃない。覚悟だ。」
って。

2008年1月 1日

2007年を振り返ります。

あけましておめでとうございます。
早速ですが今年最初にご紹介する記事はこちらです。

「2007ランキング」総集編!! - newsing(ニューシング)

インターネット関連を中心に、2007年のランキングがずらっとならんでいます。
例えばこんなランキング↓↓

2007検索ワードランキング - Yahoo! JAPAN
2007検索ワードランキング - Google
テクノラティ2007年検索キーワードランキング
モバイル検索のエフルート、2007キーワードランキング
Amazon.co.jp 本: Best Books of 2007
窓の杜 - 2007年 窓の杜大賞
NEWS@nifty:2007年 国内10大ニュース

当たり前のことですが、検索ワードのランキングひとつとっても、
web検索とブログ検索では違う結果が出ていますし、
PCとモバイルでは内容が異なっています。
個人的にはエフルートのモバイル検索ランキングが興味深かったです。
「花より男子」「恋空」など、検索ワードからモバイルのユーザー層がどのようなものか見て取れます。

元記事にはこの他にも各種ランキングへのリンクが貼られていますので、
ご興味のある方はどうぞ。

それから、newsingでも2007年の10大ニュースが発表されました。
ドコモ2.0ってやっぱり言うべきだったんじゃないかと思っている
などの記事がランクインしています。
こちらもお時間のある方はご覧になってみてください。
newsing 2007年 10大ニュース


さて、話は変わりますが、みなさんは去年の「今年の漢字」、ご存知ですか。
」、でした。
①いつわる。だます。
②にせ。にせもの。
③人のしわざ。作為。

巷には「偽」という漢字にまつわる話題が溢れて、「やれやれ」などと感じていたものですが、
今一度、我が身を振り返り、自省してみたいと思います。
例えば、「仕事が辛くて自分を誤魔化していた時期があったのではないか」というように。

今年は「真」のある1年であって欲しいと願うと同時に、
自分も自分に負けず、「真」である年にしたいものです。

今年もどうぞよろしくお願い致します。

2007年12月 2日

「見える化」より「見えてしまう化」。

『脳が冴える15の習慣』 - 日々のちょっとした行動が脳を鍛える

「脳にとって良い習慣」を身につけること、
を提案をする本の紹介記事です。
意識した「脳トレ」を行うのではなく、生活の一部として一生続けることができる習慣の提案。
「ブログを書くこと」も良い習慣の例として取り上げられています。
本のタイトルは、『脳が冴える15の習慣』。

どれくらい前からでしょう、『○○のための○個のtips』というようなタイトルって、良く目にするようになりましたよね。Web上の記事に特に多いのかもしれません。

そういった記事には、基本的に箇条書きにてポイントが記述されているため、理解しやすいし、さらにその「ポイント」たちは概してシンプルだからこそ、「そうそう、そうなんだよね」と共感しやすかったりします。

ただ個人的に気になるのは、そういった記事を読んで「そうだ、その通りだ。自分も実践してみよう!」と思った人の中で、どれくらいの人が実際に実践まで踏み込めたか、さらに現在でもその実践を継続できているのか、というところ。
ちなみに怠惰な私は、そういった記事を読んでも、ただの1回の実践もできない(しない)ことのほうが圧倒的に多いです。

そんな経験から最近では、「どうやって実践の第一歩を踏み出すか」「どうやって継続的な実践を実現するか」こそが、最も重要かつ、あらゆる課題に共通する「ポイント」なのだろうと考えるようになりました。

では、その『ポイント』とはなんでしょうか。私にとっては、「情報を受動態で取得できる環境作り」でした。
(元記事の記述内容とは若干相反していますが。。)
方法は至ってシンプル。情報を「見えてしまう化」することです。常に、あるいは必要なとき・場所で、否応なしに情報が「見えてしまう」環境を作ってしまうのです。「見える化」程度では、私には不十分。見える情報であっても、そもそも見なければ意味が無いですから。

例えば、私のデスクは部屋の角、壁に向かって設置してあります。その壁に、幾つかの色とサイズのポストイットをカテゴリ別に貼って、否応なしに情報を視界に入り込ませています。
カテゴリは4つ。
・失敗事項(=注意事項)
・ToDo
・Tips(ショートカットキーなど)
・目標などパーソナルな事項
中でも重要な情報は、使用しているノートPCのマウスパッドの両サイドやモニターのふちに貼っています。

こうして情報を「見えてしまう化」すること、で実践すべき(と考えている)事項に関して、2つのメリットをもたらします。
1.忘れることがなくなる
2.実践せざるを得ない状況に自らを追い込める

この壁ポストイットは、「実践の一歩」も単なるメモですので、非常にハードルが低く、貼った後は、自分が積極的に動かずとも情報が勝手に自分に飛び込んでくるので、
私のような怠け者にも割りと上手く機能しています。非常にアナログな方法なので、同じようなことをしてらっしゃる方は多いかもしれませんね。

なにかオススメの実践術・実践継続術を御存知の方いらっしゃいましたら、是非コメント欄でご紹介ください。

2007年11月11日

一流の"サービス業社"、任天堂。

任天堂のすごさを垣間見たとき


任天堂のサポート体制の素敵さ・凄まじさが書かれた記事です。
元記事にはもちろん、newsingにも多くのコメントが付けられています。

子供のNintendo_DSの修理を依頼し、戻ってきたそのDSは、どうやら修理されたのではなく、本体を丸ごと取り替えられた様子。
しかし、その真新しい本体には子供がかつて貼ってポケモンいたシールがしっかり残っている・・・。
新しいシールを用意したのか、丁寧に剥がして貼りなおしたのか。どちらにせよ、手間のかかる作業に違いありません。
しかも、どうやらこういった対応は稀でも担当者の気まぐれでもない様子。同じようなエピソードを少なからずコメント欄に見受けられます。

話はちょっとそれますが、エンドユーザーの対応業務は、そのエンドユーザー数に多ければ多いほど、ルーティン化するものだと感じています。
これは飲食などのサービス業にも言えることです。
毎日毎日、スタッフ一人当たり何十件あるいは何百件という顧客対応をすることでしょう。
するとそのスタッフとしては、図らずともその「1件」を機械的に処理してしまいがちになります。
会社レベルで考えれば、それこそ1件の顧客対応など「One of them」という位置づけになってしまいがちでしょう。悪い物言いをすれば、1件の対応に多少の遅れが出たとしても、直接経営にインパクトを起こすわけでもなし、つまりそれは大きな問題とはなりえない類のミスであるわけです。

しかし、その「1件」をお願いするエンドユーザー側としては、例えば修理を依頼する手間を勘案してもなんとかしたい「願い」であったりします。
そして、その「願い」に会社はどのように応えてくれたか。この対応こそが、エンドユーザーによる会社評価の全てになると言っても過言では無いでしょう。
修理完了が1日遅れれば、エンドユーザーはその会社に苛立ちを覚えます。
大企業にとって売掛金の回収が1日ずれるのとは、重さの「種類」が違います。
同じ「1件」であっても、会社とエンドユーザーそれぞれが持つ意味合いは大きく異なっているのです。

ルーティン化しがち、機械的処理になりがちな、「1件」のエンドユーザー対応。
されどエンドユーザーにとっては、文字通りオンリーワンの「1件」。
その「1件」」にエンドユーザーの感覚に則って対応している任天堂は、一流のメーカーであるだけでなく、一流のサービス業社であるとも言えるでしょう。
そしてこのサービス業社足れることこそ、現在進行形の任天堂快進撃の理由なのかもしれません。

2007年10月28日

マニア社員は本当にいらない?

マニア社員はいらない

「知識を身につけてしまうと、それが当たり前となり、
同じ知識を共有していない人々の気持ちが分からなくなる」
という現象のお話です。
例として、自転車の販売員の話が引用されてます。

よくあるお話ですよね。
優秀な大学生が家庭教師のアルバイトをして、ちょっと勉強の出来ない中学生を生徒に持つと、
「なんでこれができないのか理解できない」
なんて言ってしまう。自分が中学生のときに簡単に出来たものだから、
わからない子が、なぜわからないのか、本質的な問題に気付くことができないわけです。

以前には私もここに同じようなテーマで記事を書いたことがありますので、
もしよろしければご覧ください。
FPN-私ですらズレてます。

さて、最近では似たようなお話を、お客様からもお伺いしました。
業務の引継ぎなどに関わるお話です。

「スプレッドシート(マクロなどが組み込まれた表計算ソフトのファイルなど)なんだよね、問題は」
「データの抽出やら集計やら計算やら、マクロでスピーディーに処理できるのは素晴らしいことだ。
 しかしいくらスピーディーに処理できるからといって、張り切ってすべてをマクロで処理するような
 シートを作られてしまっては、その業務はシートの作者にしかこなせなくなってしまう」
「複雑なプログラムが組まれたスプレッドシートは、利用者を選ぶようになってしまう。
 そんなものでしか業務を行えない状況を作ってしまったら、業務の標準化もできない。」
「誰もが理解できる範囲での、誰もが適時適切に修正・更新を加えられるようなものでなければダメなんだ」
「能力の高い人間は、こういった点で時々突っ走ってしまうところがあるんですよ」

というような内容のお話でした。
この件に関しては、業務手順書の質の改善や、
スプレッドシートに関する規程の整備が必要だなぁ、
なんて思ったりしていたわけですが、
これもまさしく「知識を身につけている人間だからこそ」起こしてしまう問題なのでしょうね。

ただ、こういう問題が起こりうるから即ち「マニア社員(知識のある人間)はいらない」となってしまうのは、
少しもったいないのかなとも思います。

ある程度のレベルのスキルは、誰でも身につけることができます。
しかし、高次のスキルはそう簡単に習得できるものではありません。
つまり、『マニア』を育てようと思ったところで、育てるには長い時間が必要なわけです。
逆にそういった能力の高い人間が起こしうる問題に関しては、
彼らにちょっとした気付きを与えるだけで解決できる、
あるいは他の人間が対処すれば解決できるケースがほとんどです。
例えばこのように。

「お前は凄いエクセル使いだよな!でも俺らにはちょっと難しすぎるんだよなー。
 もうちょっとシンプルにならない?こことあそこはマニュアルで処理しても時間かからないし。」

「こっちの作業は○○でもできるだろう。こっちは誰にやらせてもダメなんだが、お前いけるか?」

着目すべきは、知識の多少の良し悪しではなく、
『マニア』の希少性と、どうやったら彼らに活躍してもらえるか、
活躍する場を提供できるか、ではないでしょうか。

2007年9月24日

"超える"ということ。

『(画像)あるGoogle社員がGoogle勤務最終日にお子さんからプレゼントされたモノ』


上記の記事タイトルからもわかるとおり、画像です。
素敵ですよね。
画像の置いてあるFlickrのページにも、
べた褒めのコメントがズラリと並んでいます。

さて、彼らのプレゼントの、なにがここまで多くの人の賞賛を集めたのでしょう。
それはきっと、
「ただでさえ感動するプレゼントに、さらに感動的な演出が加えられている」
からなのだろうと思います。
"We are proud of you"
"best daddy ever"
だなんて、子供に言われたら、それだけで世のお父さんは感動するはずです。
それなのに、父親の職場であり、
全世界の情報を網羅せんとする検索エンジンGoogleを見事に引っ掛けているわけです。
「『最高のお父さん』って検索したら、パパが出てきたよ!」
だなんて、にくすぎる演出です。

ところで、最近私はなんでもかんでも仕事に関連付けて考えてしまいます。
良いのか悪いのかわかりませんが、やはりこの話も仕事に当てはめられそうです。
私は常にお客様の期待に応えることを意識して、
日々のタスクに自分なりに取り組んできるのですが、
やはりその期待、想像を超える成果を出すことが出来たら、
きっとお客様はこのお父さんのように感動をしてくれるのだろうと思うのです。
今の私の力ではお客様の期待に応えることすら難しいですが、
いずれはその向こう側、この小さな子供たちのように、
にくい仕事が出来るようになりたいですね。

2007年9月17日

「空気を読む」、「空気を創る」。

『40代以下の芸人が、タモリ・さんま・所・鶴瓶を脅かせない一番の理由』


「40代以下の芸人が、タモリ・さんま・所・鶴瓶を脅かせない一番の理由」、それは若手芸人が素人に「空気を読む」ことを求めてしまっていることである。素人は空気を読む必要などはない。司会を務めるようなベテラン芸人は、その空気の読めない素人からも面白さをドンドン引き出すことが出来る。
というお話です。

実際にどれだけの芸人さんが素人に空気を読むことを本気で求めているのか、そもそも今までにない素人のいじり方として新しい笑いを狙ってるような印象も受けていましたが、実際はどうなのでしょう。
テレビのローカル局では売り出し中の芸人さんが地元の素人さんと絡む番組も多いですし。

それはさておき、素人と絡んで、素人が発する言葉を巧みに利用して笑いを取るベテラン芸人さんらの話術は素晴らしいと感じます。
元記事でも書かれている通り、彼らは素人を潰さずに笑いを作り出しています。
このスキルって、なにもお笑いに限らず、例えばビジネスの局面で有効なのだろうと思います。

ところで、ベテラン芸人さんの話術には一体なにがかくされているのでしょうか。
それはきっと、「空気を読む」ことを超えて、常に「空気を創る」からなのではないかと感じます。

あらかじめ想定していた空気、あるいは存在する空気に合わせて話が展開することなど、期待していないのではないでしょうか。
空気の読めていない発言があって当然。つまり、ピントのずれた発言があって当然なんだと逆に決め込んでおく。
こういった姿勢で臨むということは、話し相手に対して「空気を読む」ことを求めないことでもあるわけです。

「空気を創る」と書かせていただいた点ですが、「対話者のいかなる発言も自分の流れに巻き込んでしまうこと」をそのように表現してみました。

ちょっと前に職場の先輩が、お客様から契約内容には無い無茶な要望を突きつけられたそうで、愚痴をこぼしていたことがありました。
「これはありえない。提案したこともなければ、契約内容と全然違うタスクになる」
一通り愚痴を聴いていたさらに年上の先輩は、こう言いました。
「無茶なこと言われて、『そんなの無茶です』って反応したら話は終わっちゃうよ。それだったら、『そうなんですよね!ただ今回のプロジェクト内容とはちょっと離れてしまってますんで、次のフェーズのご提案書にその課題解決案を盛り込みますねー』って言ってあげればいいんだよ。」

お笑いで言うところの、「ノリツッコミ」に似ている部分もあるのかもしれません。
ピントのずれた発言も、自らが発する次の言葉の一部にして、軸を再構成してアウトプットする。
こうして相手の発言も自分のペースに引き込んでしまうということは、会話の主導権を握ることに繋がります。

ただ、普段の友達とのおしゃべりの中で以上のような「空気を創る」会話を展開していたら、逆に嫌がられてしまいそうです。
他愛も無いおしゃべりの中では、逆に「いかに相手に会話の主導権を握らせるか」が「空気を創る」ことになるのでしょう。
そういう意味では「聴き上手」であることも、「空気を創る」ことの一つになるのかもしれませんね。