前回からだいぶ間が開いてしまいましたが、モバゲータウンのビジネス分析の続きです。
今回はモバゲータウンのSNS系の機能と要素をまとめてみたいと思います。
■日記
これは特に説明不要ですね。日記・ブログです。
自分のアバターに表情をつけて記事の投稿ができます。コメントに対応。(コメントはやたらとたくさんつきます。特に女性。)
記事の投稿はサイト内のフォームからのみで、メールでの投稿はできません。
画像と動画のアップができます。アップ作業は、記事の投稿後にメールにファイルを添付して送付することにより行います。
記事の中では、HTMLタグは使うことができず、外部リンクも当然できません。
友達登録している人の新着日記は自分のマイページに表示されます。
記事の検索機能はありません。
日記の公開範囲の設定機能はありません。
メール投稿ができないのと公開範囲の設定ができないというのは、日記機能としてはかなりイマイチですね。
たくさんのユーザーからリクエストが来てると思うんですが、それでも実装していないというのは、何か理由があるんでしょうか。
メール投稿だとサイトのPVが落ちるから?
あるいは、ユーザーが多くなりすぎて、メール投稿を受け付けると処理が大変なことになるから?
単に開発の手が回っていないとか?
理由はよくわかりませんが、個人的にメールでの日記アップ機能はぜひ実装してほしいところです。
■友達機能
これも特に説明不要ですね。mixiでいうところのマイミクです。
mixiでは一度マイミクに入れた友人・知人をそのリストから消すというのはあまりないと思うんですが、モバゲーユーザーはけっこう頻繁に友達整理してるみたいです。
モバゲータウンではコミュニケーションがバーチャル主体で、友達増やすこと自体にアバターのプレゼントなどのインセンティブがあるので、必然的にそうなりますね。
■ミニメール機能
他のユーザーと直接メッセージのやり取りができる機能です。
メールの保存期間は30日とかなり短くなっています。
昔メールのやり取りをした人にまた連絡するときとかに不便だったりするのですが、会員数が170万人くらいだった2006年9月末時点で、1日あたりのミニメール送受信回数が250万回とかいっていたので、これはやむをえないのかも。
■サークル機能
mixiでいうところのコミュニティ機能です。(いちいちmixiに例えていくのはアレですが、わかりやすいのでよしとしてください)
サークルは、1ユーザーにつき3つまで開設することができます。
サークルの機能としては、掲示板を開設して参加メンバー間で情報のやり取りをするのがメインの機能となります。掲示板ではコメントのやり取りだけではなく、画像や動画のアップも可能です。
サークルは、地域、性別、年齢、最大人数などで参加者を制限することができます。
そのほか、「サークルの木」という参加メンバーで木を育成していく機能もあります。
■あしあと・伝言板機能
他のユーザーのマイページを訪問するとあしあとがつきます。
そのまま、伝言板としてショートメッセージを残していくこともできます。
■タウン機能
地図上の好きなところに自分の部屋を持つことができます。
自分の部屋には様々なアイテムを置いて飾り立てることができます。
地図の地域ごとに掲示板を立てることができ、近隣の住民同士で情報交換が行えます。
近隣施設や店舗の検索や、近くの店舗のクーポン情報等を受け取る機能もあります。
部屋は全国でたくさん設置されているのですが(現時点で120万人超)、地域でのコミュニケーションはあんまり活発ではないようです。
■質問広場
教えてgooやYahoo!知恵袋のようなQ&Aコミュニティです。
質問の数は今のところ25万件くらいまで増えてます。
人気は恋愛等の人間関係相談、ファッション、趣味と面白ネタ(これは質問というよりネタのやりとり)。
中高生のユーザーが多いサイトなので、「この問題がわからない」というようなお勉強系も人気です。
■オンライン対戦ゲーム
これは第3回(オンライン対戦できるJavaアプリゲーム)で解説済みですが、対戦系のJavaアプリゲームでは対戦しながら他のユーザーとチャットをすることができます。
対戦よりチャット目的で使われることも多いです。
■ペナルティ
これはSNS機能というわけではありませんが、ルールやマナーに違反すると、1週間すべての書きこみができなくなるペナルティの処置が取られることがあります。
■アバター
SNS系の機能においては、ほぼすべての箇所で自分や他のユーザーのアバターが表示されます。
サイト内でコミュニケーションをとると目にする回数が多いため、必然的にアバターが気になるようになり、ユーザーはアバター購入に駆り立てられる、というわけですね。
SNS系の機能を羅列して解説してきましたが、これだけだとゲームとアバター以外のmixiなどの正統派?SNSとの違いがわかりにくいですね。
モバゲータウンを理解するには、何よりもその「カルチャー」に着目する必要がありますが、それについてはいい記事・いいブログを発見しましたので、それをご紹介することにてかえさせていただきたいと思います。
■絵文字も空気も読めません 10代がハマるSNS「モバゲータウン」を28歳(♀)が探検した
IT戦士・岡田有花によるこの記事はもはや紹介するまでもありませんね。
■ちえの気ままログ:モバゲータウン探検隊
大変おもしろかったのがこの方のブログ。
ゆかたんが切り込めなかったモバげータウンの暗部にも容赦なく切り込んでいます。
必見。
モバゲータウンの解説シリーズ、もう少しだけ続きます。
モバゲータウン解説シリーズ目次
1.「モバゲータウン」という恐ろしいサイト
2.モバゲータウンってどんなサイト?
3.オンライン対戦できるJavaアプリゲーム
4.手軽にプレイできるフラッシュゲーム
5.コミュニケーションを活性化するアバター
6.モバゲータウンの収益源 - まさに現代の錬金術
7.アフィリエイト以外の収益源
8.SNS系機能のまとめ